緑のロマン日記

不器用な人間が、この魑魅魍魎の世界で生き抜くためには。。。  40代独身女の生き様

今月、仕事無いや。。。

私は個人事業主である。開業届の業種欄は農業、造園業としてある。

外で働くのが好きで、自然に関わる仕事がしたいという思いから、造園業、酪農業、農業の職場で働いた経験がある。

一番長く勤めたのが造園業で、約8年勤めた。

 

どの仕事も充実していて楽しかった。

でも、会社員として働くには、毎日決められた時間に出社して、週5日あるいは6日は必ず働かなければならない。朝家を出て帰ってくるまで、約12時間。半日は会社にいる。そこから家事や睡眠をのぞけば、自由に使える時間はほぼ無くなる。

 

人生のほとんどを会社に費やすことは、私には耐えられなかった。

自分の人生でやりたいことと、会社の仕事内容がイコールであれば最高だった。どこかにそんな最高な場所が見つかるのではないかと転職もしたけど、見つからなかった。

自分が思う幸せのかたちと仕事との関係について、大いに自問自答した結果、会社員として働くのはやめようと決めた。

 

そして去年、個人事業主になったのでした。

情けないことだけれど、商売の才能は無いし、やりたい事業はあっても資金がないのですぐにできない。体を動かす仕事が得意というだけの、ほぼ無能な人間。

 

自由は欲しいけど、お金がないと生きてけない。今は、以前勤めていた造園会社に仕事をもらって生活している。会社も、来てくれると助かると言ってくれるので、その言葉にすっかり甘えている。ただし、そこで働くのは週4日まで。それ以上働いたら会社員と変わらないから。

 

9か月ほど、週4日で仕事をもらう生活を続けてきたけど、精神的にかなり楽になった。贅沢はできないけど、多少貯金できる余裕はあり、やりたいことをやれる時間もある。最高だ。やっぱり今まで働きすぎていたんだ、私にとっては。

 

今年に入り、1月の後半。仕事が薄くなる。造園会社は、1月2月は木の剪定などに行く仕事が減る。そうなると社員でない私には仕事はまわってこなくなる。

 

2月に入り、さらに仕事が減ってきた。

そして、会社の人から切ないメールが送られてきた。

「今後は予定が入り次第連絡をします」

 

切ないメールから、1週間がたったが、まだ携帯が鳴る気配はない。

このまま2月は仕事がないことを、今は覚悟している。

 

仕事がないことで、考え直したことがある。それは、食費を極限まで減らすこと。いまの生活費の中で削りやすいのは食費だ。山に住んでいると、近所の人によく野菜などをもらうので、そもそも食費が浮いている現状はあるが、自分で野菜を作ることによって、調味料以外の食費をゼロに持っていきたい。

肉は鹿肉がタダで手に入る。米は自分で作っているので買わなくてよい。

 

お金はなくても、食べてはいけるのだ。それだけで不安はかなり減る。とりあえず税金さえ納めれば、あとはどう生きても自由なのだから、焦らずに今を生きてみようと思っている。