私は以前、地域おこし協力隊をやっていました。
地域おこし協力隊の仕事は、人口や産業の少ない町に移り住み、その地域を盛り上げる活動をすることです。(総務省が各市町村に委託しています。)
浜松市の場合、活動内容は自由。隊員は地域の魅力を発見し、展開させ、地域活性化を目指します。
実際に活動を始めてみると、すごいプレッシャーがかかることだと気づきました。税金をもらって生活するので、常に誰かに監視されているような気がしてしまいます。
私がいた頃は給料も安く、活動資金も提供されるわけではなかったので、自分がやりたいと思ったことをやるには、ほかでバイトをしてお金をためるしか方法がありませんでした。
日々プレッシャーを感じつつ、休日はバイトをする。慣れるまで結構しんどかったです。
でもひとつ得たものがありました。
それは、休日という概念がなくなったことです。
会社に勤めていれば、週5~6日働いて、1~2日休むのが普通です。私もそうしてきましたし、私の親もそうでした。
休日は働かないものだという感覚がしみついていました。
でも強制的に休みを作らない生活を過ごしていたら、それに慣れて、毎日働くのが普通という感覚になっていきました。
今振り返れば、よくがんばってたなぁと思いますが、目標があったからできたんだと思います。
ブラック企業に勤めている人は、上に言われて働かざるを得ない状況だから病んでいくんでしょうね。自ら働こうとするか、働かされているかの違い。
この感覚を得たことは非常によかった。
山と畑がある生活には、まさに休みがありません。無限にやることがある。でも自分でやりたくてやっていることなら苦にならないものです。
会社員だと、どうも自分の人生を生きていないように思えてしまう。
まぁ言い換えれば、わがままってことなんですけどね。(笑)
全国の地域おこし協力隊のみなさん、自分の居場所を見つけて、自分らしく挑戦していってくださいね。応援しています。