土地の登記がやっと!終わりました。
土地の代金だけ先に支払って、もともとそこにあった空き家に引っ越してきてから、もうすぐ2年になります。登記が終わるまでにいろいろあり、時間がかかってしまいました。
知り合いの行政書士さんに相談 → 畑を山林に地目変更 → 土地購入 → 司法書士さんにバトンタッチ → 登記手続き中に土地の名義人が施設に入ったり、その奥さんがケガで入院などで、一時ストップ → 司法書士さんがしびれを切らして辞退してしまう → 土地の名義人亡くなる → 違う司法書士さんに依頼 → 名義人が息子さんに代わり、相続手続きを終えた後、無事に登記終了。
登記が終わり次第新しく家を建てるつもりでいて、去年中には建てれるかなぁなんて思っていましたが、伸びてしまいましたね。
でも、もともとあった物置小屋をつぶしたり、伸びきった草を刈ったり、家を建てる前にやることがあったので、ゆっくり作業が進められてよかったなと思います。
今年中には家を建てれるかな。
家づくりと同時に進めたいのが、森づくり!
森といっても、元は畑だった場所なのでそんなに広くはなく、900坪くらいで、今は有志の人たちに協力してもらって、森づくりの計画を立てているところです。
なぜ森づくりをしたいかというと、個人的には癒し空間を作りたいためです。
かなり前に「木を植えた男」というアニメーション映画を見ました。砂漠のような荒れ地に、誰に知られることもなくドングリを植え続けた男がいて、何十年か経った頃、木が生い茂り、小川ができ、鳥や動物が住み始め、そこに人が越してきて楽しく暮らし始める。といったストーリーです。
美しい映像と、日本語吹き替えの三國連太郎の語りが良すぎて、世界観にどっぷり浸れます。ぜひ吹き替えバージョンで見てほしい。
このアニメーションの、荒れ地から森に変わっていく部分にぞわっとしたし、豊かな自然のある所に豊かな心が生まれるのだ、ということを学びました。
私は昔から自然が好きではありましたが、大人になって社会にもまれ、心がすさむような事があるたびに、植物や、小さな生き物たちに癒されていることを実感するようになりました。きっとその癒しを求めている人が他にもいるに違いない。私も「木を植えた男」になりたい。というわけで、これから癒しの森づくりをしたいと考えています。
今現在は、スギが密に植わっています。これは、元の持ち主の方が、以前は畑だったために頻繁に行わなければならなかった草刈りから解放されるため、植えたものです。
スギを密に植えると、光が足元に届かなくなるため、草が生えなくなります。草は生えなくなりますが、薄暗いです。そしてスギだけだと彩りがない。鳥も来ないので、なんだかさみしい感じなのです。もうちょっと、種の多様性を増やしたい。
なので、間伐をしながら違う樹種を植えようと考えています。
森って人間が生きていくうえで必要なもので、公益性の高いものなのに、身近にある森というのは個人の所有物であることが多いです。
森林全体の3割が国有林、都道府県や市町村が所有する公有林が1割、他の6割が個人や企業が所有する私有林になっています。
自然に癒されたくても簡単に足を踏み入れることはできないので、森を自分事として捉えたいのに触れることができない遠い存在のように感じます。
これから行う森づくりで、もっと身近に感じられるような参加型の取り組みをしていきたいと考えています。
私も初めての試みなので不安がいっぱいです。
このブログで取り組みを紹介していきたいと思いますので、興味があったらまた覗いてみてください。